久高島についてのお話
私が沖縄へ1人で行き始めたのはもう何年前になるのか・・・
その頃はまだ観光客も今ほど多くなく、回りやすく見やすいところが多かったかと
ナビィさんとは安座真港の売店で初めて会い、それから何年のお付き合いになるのか
ナビィさんは私の師匠であり、沖縄の母
そして、久高島にお住まいの素敵な母
ユタであるナビィさんや大ユタのお母さんたちと同行し、たくさんの学びや教え、修行もさせて頂きました
久高島には後を継ぐユタが居なく、ナビィさんから何度か久高島に一緒に住もうと誘われたときは本当に驚き嬉しかったのですが私何かがまだまだおこがましいという思いもあって・・・あのときの選択があるから今があるのだけれど、これで良かったのかなぁ?と思うことはたま~に
ナビィさんはすべてを見抜き見通す方
本当に一言
『分かってるわよね?』
この一言にすべてが集約され、思い当たることをズバリ突いて来る
そんなナビィさんも、ナビィさんのお姉さんも大ユタのお母さんも今はユタと名乗っていない
『もうそういう時代は終わったの』
その一言からたくさんのことが読み取れるし、読み取って理解することがまた大切となる
今は島のため、人のために力を尽くしている
島にいろんなお花を植えたり、増えた観光客が投げ捨てたゴミを拾って片付けたり
本当に私にとって素晴らしいお母さん
久高島がパワースポットだとたくさんの観光客の方がやって来ます
けれど、島は今でも島の人や沖縄の人にとったら神聖な場所
久高島は集落から先は聖地です
集落から先は島の人も神聖な行事のときに行くようなところ
それを観光客がドヤドヤと行くところではない
レンタサイクルも確かにありますが、神聖の場所だからこそ『回らせて頂き、ありがとうございます』この気持ちを持って自分の足でゆっくり歩く
まぁそれよりも本当は集落までにして欲しいようですが
私は島の集落より先に行きたいとき、連れがいるときは必ずナビィさんに相談します
すると
『そこの浜からね』
『今日は集落だけね』
など、いろんなことを教えてくれます
最近の私は1人で行ったときは、ナビィさんのお手伝いをしっかりします
今や『この子、もう身内と一緒なのよぉ~』と紹介されてたりします
海を見たり、ゆっくりすることはなくお年寄りのお手伝いしたり、久高島に来られる難病の方々の受け入れ準備のお手伝いなど
尊敬するナビィさんのお手伝いをしながらまた、たくさんの教えを学べる大切な時間
久高島とは、島を愛し大切にしているナビィさんや島の人たちで成り立っている場所
やれ、パワースポットだとドヤドヤガヤガヤ面白半分に行くところではけっしてない自然豊かな素敵な島
それが久高島なのです